こんにちは!
写真を勉強していると、「被写界深度(ひしゃかいしんど)」という言葉を目にしませんか?
いきなりそんな難しい言葉を使われても困りますよね。
でも大丈夫!
そんなに難しいことではありません。
今から解説していきますね!
被写界深度とは?
被写界深度とは、ひとことで言うと”ピントの合う範囲”のことです。
具体的には、被写体に最も近いところから最も遠いところまで、鮮明に描写される範囲のことを言います。
被写界深度は、いくつかの要素によって影響を受けます。
主な要素としては、レンズの絞り値(F値)、被写距離、レンズの焦点距離などが挙げられます。
被写界深度が浅いとは
大きな絞り値(F値の小さい値)を使うと、被写界深度は浅くなります。
この場合、被写体が鮮明に写り、背景がぼかされた効果が得られます。
例えば、被写体を強調したいポートレートや花の写真など、背景をボカして、主題を際立たせたい時には、被写界深度を”浅く”した方がよいですね。
被写界深度が深いとは
一方、小さな絞り値(F値の大きい値)を使うと、被写界深度は深くなります。
この場合、被写体だけでなく、背景も鮮明に描写されます。このような写真は、風景や建物など、全体をシャープに写したい場合に適しています。
被写界深度の調整は、カメラの設定や撮影条件によって行われます。
一眼レフカメラやミラーレスカメラでは、絞り優先モードや手動モードを使って、絞り値を調整することができます。
画像で解説
こちらの画像で解説しますね!
左の画像は、主題(人)にピントが合っていて、背景はボケていますね。
ピントの合う位置が”浅い”ので、被写界深度が浅いという表現になります。
F値で言うと、1.4や2ですね(極端ですが)。
右側の画像は、ビル群すべてにピントが合っているように見えます。
つまり、ピントを合わせたい位置が、手前から奥まで幅広いです。
そのため、被写界深度が”深い”という表現になります。
F値で言うと、16や22です。
まとめ
被写界深度について、イメージは掴めましたでしょうか?
言葉自体は、普段生活していてまず聞かないですよね笑
ただ、写真のボケの描写では頻繁に使われる言葉ですので、覚えておいて損はありません!
ご自身の写真には、被写界深度が”浅い”方が良さそうですか?
または、被写界深度が”深い”方が写真の魅力を引き出せそうですか?
そんなことを考えながら撮影に臨むと、それはそれで楽しいです!
カメラライフを楽しんでください〜!